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CONTINENTAL
UR10が、Continentalの段取り替え時間を50%短縮
課題:
自動車業界で25年の歴史を誇るContinentalは、絶え間なく成長を続ける企業であり、イノベーションに常に注力してきました。その結果、最高レベルにある競合他社との競争の中でいくつもの大きなプロジェクトを獲得してきました。
Continental Automotive Spainの工場長Cyril Hogard氏は、自動車業界の熾烈な競争下での会社運営を考えるならば生産性の改善が同産業の抱える主な課題の1つであろうと語気を強めます。同氏が協働ロボットの存在を初めて知ったのは2年前のことでした。協働ロボットの数ある利点の中でも、統合が迅速かつ容易なこと、メンテナンスが最小限で済み、生産性の向上が見込めることなどから、協働ロボットがインダストリー4.0時代にContinental Automotiveの成長の要になるであろうと同氏はすぐさま直感しました。
ビデオ — UR10ロボット、Continental Automotive(スペイン)
ソリューション:
Continental Automotive Spainはユニバーサルロボットを選びました。プリント基板や部品を取り扱い、検証する作業は、単調な反復作業であると同時に精密さと繊細さが求められますが、この作業実施をユニバーサルロボットに託したのでした。
同社は当初、プリント基板を載せたり取り出したり、部品を組み立てたりする用途のために、UR10を2台設置しました。現在では、6台のUR10が設置され、さらに3台分のUR10プロジェクトが進行中です。
最初のプロジェクトはとりわけ大きな熱意と関心を集めて始動しました。協働ロボットを使用するということが、新進のインダストリー4.0と足並みを揃え、一層近代的なロボット哲学に基づく工程で、画期的なテクノロジーと共に働くことを意味していたからです。自動化、そして産業分野向けのIoTが鍵を握るスマートファクトリーの到来を告げるプロジェクトだったのです。
URロボットアプリケーションの仕上げをエンジニアであるVíctor Cantón氏が手掛けることになりました。ロボット工学など、それまで全く経験したことのない同氏でしたが、このチャレンジに挑みました。しかし、2~3週間もしないうちにURロボットの基礎を理解し、プログラミングも始められるようになりました。プロジェクトの非常に早い段階で同氏のためのURを1台用意したことにより、実験室でサイクルや動きのテストや計算を行うことができ、実装まで効率的にスムーズに推し進めるのに一役買いました。
“私はすぐに協働ロボットのメリットを理解しました。 統合が簡単、メンテナンスが不要で高い生産性が期待できる点です”
生産ラインへのURロボット導入の結果は以下のとおりであり、これにContinentalチームは非常に喜んでいます。
制御性および柔軟性:とてもシンプルなプログラミングのおかげで、ロボットによる判断を常に制御できます。電子機器とロボットコントローラーはすべて1カ所に集約されていますので、外部の専門家の支援を受けずにプログラミング変更が可能です。
作業員の負担を軽減:協働ロボットが到着して作業員の役割が変わりました。部品をステーションから次のステーションに移動させるといった単純作業をしなくて済むようになり、今では生産性改善に貢献できる付加価値の高い作業に集中できるようになりました。
コスト低減:Continentalは工場中で部品類を運びまわる仕事を自動化したことにより、運営費の縮小に成功しました。これは、手作業で行っていたときには40分かかっていた作業が20分で済むようになり、段取り替え時間を50%も短縮できたためです。
安全性:Continentalチームは、協働ロボットの安全対策に非常に満足しています。例えば、作業員がロボットに近づくと追加センサーがストップし、ロボットが直ちに停止するので、作業員はいつでも作業スペースに立ち入ることができます。
- 段取り替えを40分から20分へと50%短縮したことにより生産性が向上。
- プログラミングおよび実装がシンプルであるため、Continentalが社内でロボットの制御を続けられる。
- プログラミングが容易
- 柔軟性
- 協働および従業員の安全
- マシンテンディング
- ピック・アンド・プレイス
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