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ユニバーサルロボット、ダイヘン社の溶接現場向け協業ロボットシステムを、
UR+製品として認証
~中小規模の溶接現場におけるロボット導入の課題を解決、自動化を促進~
ユニバーサルロボット(日本支社代表 山根 剛、東京都港区、以下「UR」)は、株式会社ダイヘン(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長 田尻 哲也、以下「ダイヘン」)が開発・製造する、溶接現場向けに特化した協働ロボットシステム「Welbee Co-R(Welbee Collaborative Robot system)」を、ユニバーサルロボット製協働ロボット(以下「URロボット」)の周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証しました。セットアップのしやすさ、使いやすさを特長とするWelbee Co-Rは、日本の溶接機メーカーでは初のUR+認証製品となり、2020年8月より販売が開始されます。
溶接業界では、人手不足の解消施策としてロボットによる自動化が加速する一方で、中小規模の工場においては、「設置スペースの確保」「ロボット操作のスペシャリスト育成」「安全対策にかかるコスト」などがロボット導入の障壁となっていました。これらの課題に対してダイヘンは、「ロボット専用スペース不要」「プログラム作成が容易で誰でも簡単操作」「安全柵が不要で既存ラインに導入可能」など、導入障壁を解消する解決策として、独自の溶接ノウハウを凝縮した「簡単な溶接教示」搭載の溶接現場向け協業ロボットシステム「Welbee Co-R」を開発しました。
Welbee Co-Rの特徴は、下記のとおりです。
- ロボットアームの直接操作による簡単教示
アームを直接手で掴み、動かして動作を覚えさせる教示手法「ダイレクトティーチング」により、初心者の方でも簡単に教示作業が行えます。
- リアルタイムで溶接条件調整が可能
半自動溶接機用のリモコンにより、稼働中であってもリアルタイムでアークの確認と溶接条件の調整が可能です。また、熟練溶接技能者が新人溶接工へアークの細やかな変化を都度その場で伝えることで、溶接のノウハウを教える技能伝授ツールとしても活用できます。
- 簡単にプログラム作成が可能
溶接条件を設定する画面は1ページに必要な機能を集約し、初心者の方でも直感的に使えるユーザインターフェースを採用。ボタンクリックで溶接プログラムの基礎となる10個のコマンド(溶接開始指示、溶接開始位置、溶接終了位置など)と各コマンドの説明が表示され、初めての方でも取扱説明書なしで簡単にプログラムの作成が可能です。
ユニバーサルロボット 日本支社代表 山根 剛は、次のように述べています。
「溶接業界のリーディングカンパニーであるダイヘンの溶接現場向け協働ロボットシステムを、UR+製品として認証することは大きな喜びです。人手不足に悩む中小規模の溶接現場において、ロボット導入の障壁を取り払い、深刻化する人手不足の解決に寄与すると共に、協働ロボットという新しいソリューションの提供を通して市場の開拓に弾みをつけてくれることを期待します」
協働ロボットシステム「Welbee Co-R」製品紹介ページ
UR: https://www.universal-robots.com/plus/urplus-application-kits/welding/welbee-co-r/
ダイヘン:https://www.daihen.co.jp/products/welder/cor/co-r.html
株式会社ダイヘンプレスリリース
溶接現場向け協働ロボットシステム「Welbee Co-R (Welbee Collaborative Robot system)を新発売
https://www.daihen.co.jp/newinfo_2020/news_20080302.html