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ユニバーサルロボット、
キヤノンの3DマシンビジョンシステムをUR+製品として認証
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さまざまな形状の部品を高速・高精度に3次元認識
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ロボットの「眼」となる3DマシンビジョンとURロボットの連携が容易に
ユニバーサルロボット(日本支社代表 山根 剛、東京都港区)は本日、キヤノン株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:御手洗 冨士夫、東京都大田区)が開発した3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」をユニバーサルロボット製協働ロボット(以下「URロボット」)とプラグ&プレイで使える「Universal Robots+(以下「UR+」)製品として認証したことを発表します。
URロボットとRVシリーズを活用した3次元画像認識システムのイメージ
キヤノンの3Dマシンビジョンシステム「RVシリーズ」は、高速かつ高精度に部品の位置と姿勢を3次元認識する製品です。URロボットとの連携に際し、直感的なユーザーインターフェースを備えたRVシリーズ用のURCap* 「RV Series URCap」を使用することで、ピッキング動作のプログラム作成が簡素化され、URロボットとRVシリーズの座標を合わせるキャリブレーション用プログラムの作成も不要となります。
RVシリーズは数種類のパターン光を投影し、距離画像と濃淡画像を同時に取得します。事前登録しておいた部品の3D CADモデルをフィッティングすることで、曲面のある部品や形状に特長の少ない部品、あるいは複雑な構造をした部品などさまざまな形状の部品を高精度に3次元認識します。
ファンレスで、粉塵やオイルミストに強くIP54相当の構造となっていることや、消耗部品がなくメンテナンスフリーであること、小型・軽量なためスライダーに載せて使用できることなどから、2014年の発売開始以来、過酷な生産現場での使用にも耐える製品として市場での実績を重ねています。
ユニバーサルロボット 日本支社代表の山根 剛は次のように述べています。「生産現場における人手不足が大きな課題となっている昨今、単純作業の工程のみならず、これまで自動化が難しいと考えられていた工程にも協働ロボットの応用は進んでいます。検査やばら積みピッキングもその一例ですが、ロボットの『眼』にあたるビジョンシステムと、ロボットの連携に手間がかかることが導入障壁となっていました。市場ですでに実績のあるキヤノンの「RVシリーズ」がUR+製品に加わったことで、ユーザーは従来より格段に容易にURロボットを使ったビジョンシステムを構築できるようになります。今後、より多くの生産現場でビジョンシステムを活用した工程自動化を検討いただく契機としていただけましたら、大きな喜びです」
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*URCapとは
URロボット上で、他社製品を動かす際にURのティーチングペンダント上でプログラムできるようにするためのSDK(ソフトウェア開発キット)