ユニバーサルロボット、
THK(株)のならいハンドをUR+製品として認証
ワークの凹凸に合わせて12本のシャフトをならわせてロックする「ならい機構」を採用
複雑な形状のワークを把持するのに最適
ユニバーサルロボット(本社:デンマーク、日本支社:東京都港区、代表:山根 剛、以下「UR」)は本日、THK(株)(本社:東京都港区、以下「THK」)のならいハンド「TNH」を、ユニバーサルロボット製協働ロボット(以下「URロボット」)の周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証したことを発表します。
新UR+製品 THK(株)のならい吸着ハンド(左)と、ならいグリップハンド(右)
THKのならいハンドシリーズ「TNH」は、さまざまなワークの凹凸に合わせて12本のシャフトをならわせてロックする「ならい機構」を採用したロボットハンドです。12個の吸着パッドと内蔵した絞り弁でワークを吸着する「ならい吸着ハンド」と、ワークの把持力を容易に制御可能な「ならいグリップハンド」の2種類がUR+製品として認証されています。複雑な形状のワークを把持するのに最適で、形状の異なる複数のワークを1台のハンドで扱えるため、段取り替えの手間を軽減します。URロボットに接続された周辺機器を操作・設定するプラグインソフトである「URCap」に対応しているため、ロボットとハンドの通信はもちろん、吸着ハンドの場合は吸着ON/OFFやシャフトロックの制御を、グリップハンドの場合は開閉指示や把持力の制御を、URロボットのティーチペンダントから行うことができます。
UR+は、URロボットとプラグ&プレイで使える周辺機器のプラットフォームです。ロボットアームの仕様やインターフェースをオープンにし、それらに準拠するエンドエフェクタ、カメラ、センサなどの周辺機器をデベロッパが開発します。URによる検証、認証を経てデベロッパがUR+製品として販売します。UR+製品は、URロボットのティーチペンダントを通して設定できるため、ユーザーやSIerがロボットのシステムインテグレーションの構築にかかる時間や費用を削減できます。2023年12月時点で470以上の製品がUR+製品として認証されています。
新UR+製品 THK製 ならいハンドシリーズ「TNH」の概要
・主な仕様
ならい吸着ハンド
可搬重量 0.7kg、質量 0.5kg、W:83 mm × D:106.5 mm × H:173 mm
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ならいグリップハンド
可搬重量 1.0kg、質量 1.2kg、W:220 mm × D:58 mm × H:138 mm
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