アメリカ、イリノイ州シカゴのMcCormick Place北ホールで2019年4月8日〜11日に開催された北米最大の自動化産業見本市The Automate Showは、多数の来場者で溢れました。野心ある出展企業のブースにはロボットによる楽器演奏から複雑なピックアンドプレース作業まで、驚くようなあらゆる展示が揃いました。
URのお客様やUR+パートナー企業はUR協働ロボットをどのように体験しているのでしょうか。Automateでそうした企業の多くと顔を合わせ、こちらのビデオに一部の意見をまとめました。ビデオでは用途別に設けたセクション展示と共に、過去最多を更新した同見本市でのUR協働ロボットの集計数も紹介しています。
今年の参加者数は2万人超、出展者数は500社超にのぼり、過去最大かつ最も成功した自動化見本市となりました。その中でも最前面に位置し、最大規模かつ来訪者数も最多だったブースの1つが40×60フィートのUniversal Robotsブースです。ブースは主に5つのセクションに分けられ、そのうち4つでは現在協働ロボット導入が大幅に拡大中の分野での各用途を紹介しました。
組立て
ビデオでは組立てセクションの全コーナーを紹介しています。UR10e が50Nmトルク超でねじ締付け作業を行いV6エンジンブロックを組み立てる様子や、2台のUR5e協働ロボットがRobotiq社製2F-140グリッパーとForce Copilotを使いUniversal Robotsの制御ボックスを組み立てる様子が見られます。
加工
URの協働ロボットが加工セクションで実際に稼働しています。UR10eがDynabrade研磨機を使い複雑な表面を磨いていきます。設置面積が最小のUR3eはe-Seriesに内蔵されたProcess Motionを使って一定の工具速度で分注作業を実演します。
マシンテンディング
包装
ビデオでは、UR10eが行う垂直7軸SKF LIFTKITを使ったフルパレットのデパレタイジング/パレタイジング作業や、UR5eがOnRobot製グリッパーRG2を使い箱を持ち、Piab社製グリッパーpiCOBOTを取り付けたもう1台のUR5eが缶を箱詰めするといった包装作業を紹介しています。また別の例では、UR5eが3DカメラのPick-itとSchmalz社製CobotPumpソリューションを使い、バラバラの向きに置かれた部品を箱から取り出す様子が見られます。
プレイペン
「プレイペン」というニックネームがついた5つめのセクションでは来場者が実際にインタラクティブな体験をすることができます。4台の協働ロボットのうち1台を、ティーチペンダントを使い近くのUniversal Robotsスタッフに手伝ってもらいながらプログラムする方法を学びます。教育的であると同時に楽しいこのセクションには幅広い業界の人が集まり一番の人気となりました。
プレイペン展示1:RobotiqのグリッパーEpickを付けたUR5e
プレイペン展示2:PHDのグリッパーPneuConnectを付けたUR5e
そしてモータウンへ。AUTOMATE 2021
今回のAutomate Showは8年のシカゴ開催のうちで最大規模だっただけではなく、Universal Robotsの展示も最多となり、86以上の出展者が各ブースでUniversal Robotsのロボットを展示していました。今年のAutomate Showで示されたように、シンプルでありながらパワフルなプログラミング、開発期間と費用の少なさといった品質をもつUniversal Robotsの協働ロボットは、幅広い用途や産業に簡単に応用ができます。次回のAutomate Showはミシガン州デトロイトのCobo Centerで5月17日〜20日にかけて開催されます。Universal Robotsも次回の参加を楽しみにしています。