Close
Choose your language
B-Loony Ltd.
URロボットで生産性の向上とコストの削減を実現
01 概要
B-Loony社は、フラッグピック、フラッグガーランド、風船などの宣伝・パーティ用品をオーダーメイドで製造するイギリスの中小企業です。同社は6台のUR3協働ロボットにフラッグの縫製や組み立て作業を行わせることにより、競争力を維持し市場シェアを拡大しながら、イギリスでの製造を継続し、顧客のニーズにきめ細かく対応することに成功しています。協働ロボットへの投資により、同社は現在、年間200万メートルに迫るフラッグガーランドを製造するに至っています。また、フラッグピックの生産本数は、年間25万本から1500万本に増加しました。
02 課題
市場需要の高まりと人件費の上昇を受け、B-Loony社は、国内・国際市場の両方で競争力を維持するために、生産性と効率を大幅に向上させる必要がありました。特定の製品ラインについては特に需要が高く納期も短いため、作業効率を高めることが急務でした。一方で、1注文につき生産数が250個の場合もあれば200万個の場合もある、という幅広い注文数に対応するために、柔軟性や拡張性も非常に重要な要素でした。
動画 – 6台のUR3ロボット、B-Loony社(イギリス)
03 ソリューション
B-Loony社の業務責任者であるJames Clephan氏は、ヒントを求めて展示会を訪れ、そこで初めて協働ロボットを目にしました。「協働ロボットのUR3が動いているのを見た瞬間、これだと思いました。当社の製品はすべてオーダーメイドである上、工場のスペースが限られているため、産業用ロボット、囲い、安全柵などの設置が難しいのですが、協働ロボットを見たときは、当社の作業工程にすんなり導入できることがすぐに想像できました。」
B-Loony社は、UR3を1台導入した後すぐに5台を追加購入し、それまでは作業員が手作業で行っていたいくつかの工程をURロボットに行わせました。現在作業員たちは、一度に最大で4台のURロボットをモニターしながらロボットのすぐ隣で作業を行っています。フラッグガーランドの縫製やフラッグピックの組み立て、風船を膨らませる作業はURロボットが担当しています。URロボットは単調な反復作業をこなすことができるため、作業員は品質管理などのより価値の高い作業に専念できます。
新たに導入する設備を作業員たちが気に入るかどうかはB-Loony社にとって非常に重要な問題であり、同社がUR3を選んだ最大の理由は、まさにここにありました。URロボットの安全機能により、何かがロボットに軽くぶつかっただけでシステム全体が即座に停止するため、同社のチームメンバーはロボットの隣で非常に快適に作業を行っています。チームリーダーであるMagda Okon氏は述べています。「URロボットとの作業は楽しいです!まるで私の3本目の手みたいですね」
04 メリット
使いやすく柔軟性が高いURロボットの活躍により工場の生産性が目に見えて向上し、その結果、B-Loony社は生産量を増加させ、1品目当たりの平均生産コストを削減することに成功しました。Clephan氏は次のように語ります。「インフレが進み人件費が上昇しているにも関わらず、ロボットと自動化に投資したことで作業効率と競争力が高まりました。」
URロボットのもう一つの利点は、状況の変化に応じてすぐに再配置できることです。「たとえば、URロボットを最初に導入した製品ラインの生産が終了したときも、ロボットをプログラミングし直して他の場所で簡単に稼働させることができました。末永く使えそうです」(Clephan氏)
URロボットによる自動化の恩恵を受け、B-Loony社は現在、毎年200万メートルに迫るフラッグガーランドを生産しています。これは、ロンドン〜カサブランカ間の距離に匹敵します。さらに、大好評のフラッグピック、「グルメフードフラッグ」を年間25万本から1500万本に増産し、市場シェアを大幅に拡大しています。
この生産性の向上により、同社はURロボットへの初期投資をわずか9か月で回収することに成功しました。同社は、規模の経済により、今後のプロジェクトでは投資回収期間がさらに6か月に短縮されると見込んでいます。
“「自動化に二の足を踏んでいる他のイギリスの中小企業は、思い切ってやってみるべきです。当社のようにオーダーメイド製品をハイペースで製造している企業の場合、自動化がうまくいけば、当社と同様、コストと時間を大幅に節約できると思います。」”
05 製品
B-Loony社は、イギリスおよびヨーロッパの多くの市場セクター(大手小売業者、企業、代理店、慈善団体など)に向けた宣伝・パーティ用品のメーカーです。最近、同社はフラッグピック「グルメフードフラッグ」の生産環境および製造工程の食品安全性においてFSSC 22000認証を取得しました。https://www.b-loony.co.uk
- 生産の最適化
- 多品種少量生産に対応
- 新しい生産ラインへの再配置が可能
- 安全柵なしで作業員と協働作業
- 投資回収期間:9か月
- 使用したロボット:UR3 × 6台
- プログラミングが容易
- 柔軟な再配置
- 高い協働性と安全性
- 投資回収期間が短い
- ミシンによるフラッグガーランドの縫製作業をサポート
- フラッグピック「グルメフードフラッグ」の組み立て
- 風船の膨らまし作業
工程自動化を検討してみませんか?
コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。