Babo Arms
労働人口不足に悩む小規模企業で、スタッフ確保に貢献
01 概要
Babo Arms社は、カップを洗い、ドリンクを淹れ、蓋をしてお客様に手渡す、といった一連のプロセスにUR5ロボットを導入しました。
UR5の設置は簡単で、実店舗や一時的な屋外店舗にも配備することができます。そのため、台湾の飲食産業が採り入れているフェスティバル用ビジネス・モデルである移動販売店スタイルに完璧にマッチします。
02 課題
無人ショップはとりたてて新しいコンセプトではありませんが、Babo Arms社では、生産工程を自動化しつつ、顧客との親密感も維持したいと考えていました。従来のティーショップでは、材料を準備し、ドリンクを作り、レジを取り扱い、ドリンク手渡すことを担当するスタッフが必要で、彼ら全員がその店で提供るすべてのドリンクの素材を覚えておかなければなりません。
しかし、出生率が低く飲食産業の離職率が高い台湾では、安定的な労働力を維持することでスタッフのオリエンテーションに費やす時間を減らすことが喫緊の課題でした。
ビデオ – Babo Arms社、台湾
03 ソリューション
Babo Arms社が、数多くのロボットをテストし、人間と安全に協働できるロボット(コボット)を見つけるまで2年近くかかりました。同社が採用したUR5は、おもに、スタッフがお茶やドリンクを作るのを助けます。人間とロボットの協働は、飲食産業がつねに直面している新規採用の問題に対処するだけでなく、スタッフは多数の素材を覚えておく必要がなくなります。その結果、彼らは製品開発といったより付加価値の高い作業で創造性を発揮し、競合他社に先んじてもっと斬新なメニューやドリンクを提供することが可能になります。
リスク・アセスメント後であれば、URロボットは人間のそばで一緒に作業することができますが、店舗面積が限られているのが一般的な飲食産業にとってこれは大きなメリットです。従来の自動化装置では、操業中は安全のため一定の距離を保つ必要があり、ほとんどの装置は閉鎖空間で作業するためスタッフの作業スペースを奪います。さらに、無人ショップの場合は、顧客との交流を犠牲にしなければなりません。UR5を採用することは、マンパワーをロボットで置き換えることを意味するのではなく、人的資源の価値を高めます。単純、機械的で付加価値の低い仕事は、今ではコボットによって行われます。コボットには、360度回転し、人間の腕の動きの範囲をなぞり、柔軟に動く能力があります。適切なグリッパを使用することで、コボットは、お茶を淹れる、カップを洗う、傾ける、掴む、ドリンクを手渡すといった反復的でプログラムされた作業をスタッフの近くで行なうことができます。スタッフは、そこで節約された時間を使って顧客と交流し、彼らの購買意図や要望を見つけ出してフィードバックを提供し、それによってサービス品質を向上し、会社のビジョンを実現することができます。
プログラミングの簡単さはURロボットの重要な特徴です。直感的なティーチペンダントを使うことで、プログラミングの経験がないオペレータでもコボットの作業プロセスを簡単に最適化することができます。このようにして、Babo Arms社が生産とサービスを自動化した最初のタピオカドリンク会社になりました。今では、最高品質のお茶を提供するティーショップです。
- お客との交流を維持しながら人間のそばで安全に作業できるロボット・アームを見つける。
- 台湾の出生率の低さに起因する労働力不足に対処する
- ドリンクの品質を維持する
- 人間とロボットの協働によって、スタッフが、より創造的な仕事(たとえば、新製品の開発)に集中する
- 人的資源の効率性を高める
- 労働力不足を緩和する
- お茶を淹れる、カップを洗う、ドリンクに蓋をする、ドリンクを手渡す
今日すぐにでも使い始める
コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。