Böco Böddecker は、協働ロボットを活用して生産プロセスを最適化
自動車向けのラッチ、クロージャメーカーが、UR ロボットを活用し生産ラインの部分的な自動化を実現。自動車業界で要求される水準を満たす製品のラベリング、品質管理に活用
課題:
自動車業界は、かつてない競争にさらされています。そのため自動車向け部品は、非常に高い品質水準を維持しながら、低価格で製造することを要求されるのです。
Böco Böddecker は自動車向けクロージャ、ロック、ラッチシステムを専門に生産しています。これらのプラスチックや金属の部品は、さまざまな製造業者から提供され、自動車のドアや座席を固定するために使用されます。
問題は、反復作業を特定し、自動化が可能か見きわめて、効率を高めることができるかどうかでした。
ソリューション:
International Industry Services (IIS)が選んだシンプルかつ効率に配慮した答えは、デンマークのメーカー、ユニバーサルロボットの軽量ロボットの導入でした。同社の 6 軸ロボットアームは、5 キロの荷重を吊り上げる能力を持ち、重量はたったの 18 キロしかありません。作業半径は 85 センチで、生産現場でもほんのわずかしかスペースを必要としません。
自動車産業では、各部品は個別にコードでマークアップされている必要があります。この非常に単純な、反復作業を自動化することで、大きなコスト削減効果がありました。UR ロボットは、品質管理を行いながら、厳格な要件に従ったラベリング作業が可能です。
現在はタスクが自動化されているため、精度と速度が向上して、顧客に不良品を納品してしまう可能性は大幅に低減されています。
なお、ソリューションが容易に既存のシステムに統合できたことが、Böco Böddecker にとって非常に重要でした。大型の産業用ロボットでは、スペースを取り、生産ライン上で不可欠なプロセス同士が離れてしまい、生産にかかる時間を増加させてしまいます。
また、ロボットは高度なカメラ制御システムを使って、欠陥のある部品を識別し、破棄することができます。さらに、カメラは客観的に部品の品質を判断できますので、ソリューション全体の効率を向上させます。
- 従業員を反復的タスクから解放
- 生産の稼働精度を上げる。
- 顧客へ送られる不良パーツの可能性を低減する。
- 協働的で安全
- セットアップが早い
- 迅速な資本回収
- ラベル貼付
- 品質管理
今日すぐにでも使い始める
協働ロボットはコスト効率に優れ、安全であり、配置に柔軟性があります。協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今までにない簡単さで自動化を実現します。