Hyundae Induction Hardening Heat Treatment (HIHHT)
コボットで人件費の増加に対処し、品質向上と社員の作業負荷改善を実現
01 概要
Hyundae Induction Hardening Heat Treatment(HIHHT社)は、反復作業による従業員の疲労やミスに加えて、人件費の増加に悩まされていました。2台のUR10ロボットを設置してからは、不良率が0.03%から0.01%に低下し、生産効率が31%上昇しました。反復処理を自動化することにより、同社はさらに2名の従業員を雇用することができました。
02 課題
HIHHT社は、製品品質を向上させることで歩留まりを最大にする必要がありました。それと同時に、反復作業によるオペレーターの作業負荷と疲労を軽減しつつ、人件費の増加に対処する必要がありました。しかし、このような多品種少量生産環境における自動化は難題でした。
ビデオ - UR10ロボット、Hyundae Induction Hardening Heat Treatment(韓国)
03 ソリューション
HIHHT社は、高周波焼入れ熱処理工程に2台のUR10ロボットを導入し、未処理の自動車部品を処理機に入れてから、処理後に取り出してコンベヤ・ベルトに載せる作業に利用しています。政府出資のプログラムのもとで、ユニバーサルロボットの提携企業であるHRT Systemsと連携し、そこからターンキー・ソリューションとしてシステムを導入しました。しかし、多品種少量生産ラインでは、従業員が今後使えるようにロボットに慣れる必要がありました。このために、コボットのプログラミングしやすさと使いやすさが非常に役立ちました。ロボットを扱ったことのない従業員のトレーニングは、約1カ月しかかかりません。今では、従業員は30~60分もあれば、ロボットに新しい部品を処理するよう「教示」できます。その結果、HIHHT社の製品不良率が0.03%から0.01%に低下し、生産効率は31%上昇しました。その上、同社はさらに従業員2名を雇用することができました。コボットの投資回収期間はわずか1年半です。
- 製品品質の向上
- 運営費の削減
- 従業員の作業負荷の改善
- 人間との安全な共同作業
- 使いやすさ
- ピック&プレース
- マシン・テンディング
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コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。