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Life Elettronica
協働ロボットを使って電子基盤のポッティング
01 概要
モデナ市にあるLife Elettronica社は電子基盤をサードパーティ向けに製造しているメーカーです。これまで自動化に多額の投資をしてきたLife Elettronica社では、UR3も基盤のポッティング作業で活躍しています。UR3の導入で生産性はかつてないほど向上し、リソースをより付加価値の高い作業に割けるようになりました。
Life Elettronica社はイタリア有数の電子基盤委託製造企業です。プロジェクト受注から完成品の発送まで、作業はすべてモデナ工場で行います。
生産性と作業効率を向上させ、極めて高品質な基盤を繰り返し安定して製造することを目指したLife Elettronica社は、ポッティング作業をロボティクスで自動化することを決め、ユニバーサルロボットUR3を導入しました。
このコボットUR3は、供給・設置・トレーニングを行うMaxver srlが設置を担当しました。UR3は狭い作業スペースでも使えるうえ、一度に電子基盤を20個プロットできます。全体の作業サイクルは約15分と従来のプロッティング技術とは比較にならない短さ。以前は別の機材も必要だったほか、何よりもオペレーターが常について作業を監督しなければなりませんでした。
02 課題
Life Elettronica社は常にオペレーターを必要とする機械に替わり、ロボットを使ってポッティング作業を自動化することを決定。極めて狭いスペースで使えること、そして高い品質と優れた再現性を備えていることも条件でした。
ビデオ —UR3ロボット Life Elettronica Srl社(イタリア、モデナ)
03ソリューション
Life Elettronica社はポッティング作業にユニバーサルロボットのUR3コボットを選びました。UR3はコンパクトで軽量なため作業エリアのレイアウトを変更することなく設置できます。さらに15の安全機能を備え厳密なリスク分析を経ているので防護柵なしで使用可能。そのためオペレーターは作業を中断せずにロボットを操作できます。
04 メリット
ユニバーサルロボットのコボットで自動化を図った結果、収益や効率、生産性は向上し、同時に作業の質と再現性は高いままで完璧な品質のポッティング加工が実現しました。再現性の高さは不具合や不良品の削減にもつながっています。
Life Elettronica社はポッティングを主に担当する作業員に付加価値の高い別の作業も任せられるようになり、製造工程全体にメリットがありました。
さらに、今回のソリューション開発に要した時間はほんのわずかですみました。UR3コボットはプログラミングも管理も容易なため、ごく短時間のうちに稼働に至りました。
この結果を踏まえたLife Elettronica社は、ユニバーサルロボットの協働ロボット利用をさらに拡大しようとしています。
- 限られた作業スペースでの手作業を自動化
- 質の高い加工と優れた再現性
- 生産性向上
- 効率向上
- 収益拡大
- 製造工程におけるオペレーター配備の改善
- 不具合ゼロ、設置・プログラミングの容易さ
- 作業の柔軟性向上
- ポッティング
今日すぐにでも使い始める
コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。