協働型UR3ロボットがイタリアのMARKAでボトルキャップの組み立てを最適化

MARKAは、自社ブランドの消費財のキャップのネジを締める作業に、ユニバーサルロボットのUR3を選びました。この決断は、正確さと信頼性で応えてくれ、この機械に支払った投資も1年以内に回収することができました。

課題：
MARKAは洗剤を製造する化学製品会社で、長年市場のプレーヤーとなってきました。初期の数年間を第三者のための製造に費やした後、自社ブランドの製造を始めることにしました。近年、消費財の分野でのオファーが増してきていました。時を同じくして、人間の腕の動きを真似るユニバーサルロボットの協働型ロボットの導入を選択しました。

「MARKAはこれまでの間、小売向け消費財の化学品を製造してきました。」と製造およびR&D担当のGiorgio Belottiは述べています。「この決断は、当社の事業のやり方に大きな影響をもたらすものでした。つまり、生産ロジスティクスの見直しや、より迅速に修正可能なより小さな製品バッチの生産への転換です。パフォーマンスレベルを落とさず、全体の品質を維持しながら実行することが可能でした。以上の理由により、当社はロボット自動化の実施を選択しました。」

MARKAには製造に焦点を合わせた最優先の要件がありました。すなわち、締めるのと同じ水準を適用した精度でキャップをボトルにかぶせることです。MARKAの専門技術者であるSergio Meliteは次のように述べています。「キャップの形状のため、正確な位置でしっかりつかむのは難しいことでした。ユニバーサルロボットの協働型ロボット、UR3を選択した理由は、正確にその作業を行うことができるからです。この選択に非常に満足しています。UR3ロボットのセットアップと管理は他社のロボットよりも簡単で、シンプルでした。」

ソリューション：
UR3は、すでに内蔵されているトルクセンサー管理ソフトウェアのおかげで、正確な位置取りと締め付けの課題を克服しました。割り当てられた作業は、ロボットの簡単な取り付けと設計によりすぐに開始されました。Meliteは続けて次のように述べています。「ロボットは午前中に届きました。ロボットのプログラミングに専門の予備知識の必要がない直感的なプログラミングシステムのおかげで、4時間後には製造ラインで仕事を始めました。UR3により製造サイクルも簡素化されました。未熟練のオペレーターでも非常に素早く、かつ常に機械のそばにいる必要もなく、製造を停止、リセット、再始動することができます。操作が簡単でインターフェースも使いやすい、さらに協働型のため狭いスペースでも当社のオペレーターのそばで安全に操作することができます。」

製造長のBelottiは次のように締めくくっています。「ユニバーサルロボットのロボットのおかげで、当社は完成品の品質全体を向上させ、1年以内に購入費用を回収することができました。」

今日すぐにでも使い始める

コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。