New Engineering Works, Jamshedpur, Jharkhand, India
協働ロボットの採用で、40%の成長と24時間体制での製造を実現
01 概要
自動車部品メーカーであるNew Engineering Worksは、市場の変化に対応するため、CNC工作機械へのロード・アンロード作業(テンディング)を行わせる目的で、2016年に最初の協働ロボット(コボット)を導入しました。同社は18か月間で6台のコボットを設置し、その結果、40%の成長率と24時間年中無休の生産体制を見事に実現しました。コボットは同社の製造工程にシームレスに組み込まれており、コストの削減と生産性・効率の向上につながっています。
02 課題
New Engineering Worksは、商用車向けの油圧部品、空圧部品、およびエンジン部品の需要が高まり続ける中、生産工程における繰り返し作業を自動化する必要性を認識していました。しかし、同社は、生産性に限りがある大型機械が作業場の限られたスペースを占有することは望んでいませんでした。同社は、3、24時間体制での製造を実現する迅速な自動化ソリューションを求めていました。
動画 — New Engineering Works(インド、ジャールカンド州ジャムシェードプル)の6台のUR10ロボット
03 ソリューション
New Engineering Worksは、2016年に最初のコボットを設置し、18か月間で6台のコボットを購入しました。同社には小型部品と大型部品を扱う部門がありますが、協働ロボットは前者に最適でした。
6台のコボットは、それぞれ2台のCNC工作機械の間に完全に収まり、現場のスペースをわずかしか使わずに、一度に12台のテンディングを簡単に行うことができます。コボットはスマートフォンと同じくらい簡単に操作でき、手間がかからず、プログラミングとセットアップも容易です。同社の従業員は、事前のトレーニングなしでURコボットを操作できるようになりました。
New Engineering Worksは、製造工場にコボットを導入してから生産量が40%増加しました。コボットの導入により3、24時間年中無休で稼働できるようになったため、同社の生産性は一気に高まりました。コボットは、作業場で人間と肩を並べて働き、安全かつ効率的な生産を可能にします。コボットの設置により、工程が自動化され、部品1個当たりのコストが減少しました。
「コボットへの投資は、従業員の解雇を意味するものではありません。私は、品質チェック、検査、三次元測定機(CMM)の操作といったより有意義な作業のトレーニングを従業員に対して実施しています。」(Binod Kumar Agarwal氏、New Engineering Worksの業務執行社員)ビジネスの可能性が広がった同氏は、より多くの中小企業が製造工程にコボットを導入することを勧めています。「コボットはチャンスを広げてくれます。小規模産業でも手頃に導入でき、高い投資回収率を実現できます。」
04 製品
New Engineering Worksは1996年に創業した中小企業で、商用車向けの油圧部品、空圧部品、エンジン部品、およびブレーキ部品の製造に従事してきました。同社は、多くの中規模企業に加え、Tata Motors、Ashok Leyland、Brakes Indiaなどのインドの大手自動車メーカー向けの部品も製造しています。
- インドの中小企業であるNew Engineering Worksにとって敷地スペースはとりわけ貴重だが、コボットはスペースに制約があっても稼働できる。
- 40%の成長
- 部品1個当たりのコストの削減
- 従業員は、職を失うことなく、より熟練を要する作業に集中できる。
- 設置されたコボット:UR10(6台)
- 自由度が高く、省スペース(安全柵が不要)
- 中小企業でも迅速な投資回収が可能
- プラグ&プレイ
- 従業員がより有意義な仕事を学ぶようになり、働きがいと熟練度が向上
- CNC
- マシンテンディング
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コスト効率が良く、安全で柔軟性が高い協働ロボットすなわちコボットは中小企業であっても今だかつてないほど簡単に自動化を実現します。