

協働ロボットUR5で微小部品の精密ハンドリングを実現し60日で投資回収
6軸ロボットへの置き換えで多品種少量生産に柔軟対応
補聴器メーカーのOticonは、10年以上にわたりロボット技術を活用してきました。しかし、部品の小型化が進むにつれ、従来使用していた2軸・3軸ロボットでは対応が難しくなっていました。たとえば、小さな部品が金型内で引っかかった場合、従来のロボットアームでは必要な方向へ柔軟に動かせず、部品を取り出せないことがありました。
そこでOticonは、既存の2軸・3軸ロボットを6軸のUR5協働ロボットへ置き換えました。これにより、多品種で生産条件の異なる小ロット製品にも柔軟に対応できる自動化を実現しています。また、6軸ならではの高い自由度により、わずか1mm程度の部品も高精度に取り扱うことができます。
さらに、医療技術の進歩に伴って生産工程は絶えず変化し、補聴器の製品バリエーションも増えていました。そのため、生産内容の変化に合わせて柔軟に対応できる新しい自動化技術が求められていました。
「最新の補聴器部品は非常に小さく、1mm程度のものもあります。金型からこうした部品を吸着して取り出せるソリューションを探していましたが、人の手で行うのは困難でした。また、小ロット生産でも採算が取れる、より柔軟なソリューションが必要でした」と、Oticonの保全部門グループリーダーであるArne Oddershede氏は話します。
Oticon
Arne Oddershede氏, Oticon 保全部門 グループリーダー新製品の開発では、生産ロットや部品構成が頻繁に変わるため、ロボットにも柔軟な再プログラミングが求められます。従来型ロボットではPCや専門技術者が必要でしたが、UR5なら技術スタッフがロボットアームを実際に動かしながらウェイポイントを設定し、簡単に動作を教えることができます。
UR5と射出成形機を連携し、部品取り出しを4~7秒で自動化
Oticonは、UR5協働ロボットの直感的な操作性と柔軟な動作性能を評価し、導入を決定しました。射出成形機に固定されたUR5は、金型の上部から専用設計の真空吸着システムを使い、最大4つのプラスチック部品を同時に吸着して、傷つけることなく取り出します。
部品を取り出すとUR5は金型から離れ、射出成形機が次の成形工程を開始します。取り出した部品はロットごとに専用のチューブへ分けて収集され、トレーサビリティも確保されています。
6軸のUR5は高い自由度を備えているため、部品を回転させたり傾けたりしながら金型からスムーズに取り出すことができます。サイクルタイムは、生産ロットや部品サイズに応じて4~7秒。こうした生産条件の変化に対応できる柔軟性も、Oticonにとって重要な導入メリットとなっています。


自動化によって解決した課題
極小部品を柔軟かつ高精度に扱える自動化を実現 ROI:60日
協働ロボット導入の決め手
簡単なプログラミング 迅速なセットアップ 柔軟な導入・再配置 人との協働を支える安全機能
協働ロボットで自動化した作業
ピック&プレース 射出成形機やCNC加工機へのワーク投入・取り出し
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数千の企業が協働ロボットを活用しています...
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