要求の厳しい環境において、品質、生産性、社員の満足度を向上
プラスチック射出成形を請け負う、家族経営の企業Prysm Industriesは、産業用の協働ロボットアームUR5を導入することにより、生産性と社員の満足度を向上しつつ、自社の高品質な生産をさらに強化するためのソリューションを求めるために、ユニバーサルロボットに相談を持ちかけました。
課題:
Prysm Industriesにとって精度は極めて重要な要素です。ヴィクトリア州ダンデノングを拠点とする同社のプラスチック射出成形事業は、40年以上にわたり、高品質な容器を製造し、オーストラリアの数多くの小売店の仕入れ先としての役割を担っています。
それゆえ同社にとって一貫性は極めて重要であり、長年粘着ラベルを貼付する作業は熟練のオペレーターにまかされていました。ところが、この作業は繰り返し行われる作業でもあり、ロボットを使うことでより効率的に行える可能性がありました。
ユニバーサルロボットに対する課題は、この高水準の精度と数量を効率的に実現できる自動化ソリューションを導入することでした。また同時に、人間による作業がより多く求められる仕事に社員が注力できる必要がありました。具体的には、これまで6~7秒毎にラベル1枚を貼付していたオペレーターに匹敵するソリューションが求められました。
ビデオ — UR5ロボット、Prysm Industries(オーストラリア)
ソリューション:
当社のオーストラリアの販売代理店のひとつであるSensorplexを通じてユニバーサルロボットを紹介されたPrysmは、特定の要件やペイロードに対応できる最適なソリューションとして、協働ロボットUR5を選択しました。
Sensorplexを通じ、Prysmの社員には基本的なトレーニングと協働ロボットの導入と運転の総合的なサポートが提供されました。現在、協働ロボットは同社に柔軟なソリューションを提供し、迅速な投資回収を実現しています。協働ロボットは連日稼働しており、Prysmはラベル貼付にかかる費用だけで550ドルのコストを削減できました。つまり、協働ロボットは、1年以内で、ロボットへの投資額を回収できたことになります。
現在協働ロボットは、限られたスペースの中で様々な作業を行っていますが、簡単に最配置することが可能です。これはPrysmの作業スペース内にある他の自動化ソリューションとは異なり、協働ロボットは簡単に動かすことができ、必要に応じて社員が数分で再プログラミングできることを意味します。指導機能が搭載されたグラフィカルユーザーインターフェースにより、オペレーターはロボットアームをつかんで、適切な動作を示すだけで動作を教えることができます。使いやすいインターフェースにより、プログラミングにルーティンをドラッグアンドドロップできます。
現在Prysm Industriesは、すべてのラベル貼付プロジェクトで協働ロボットを使用しています。これにより、社員はより多くの機械の運転に集中でき、また人間による作業が求められる仕事に取り組むことができています。つまり、生産性、柔軟性、コスト削減に加え、協働ロボットは社員の満足度向上にも貢献しています。
- 一貫性および正確さ。
- 生産性を高める。
- コストを低減し、スタッフの健康を改善する。
- 投資回収期間:12か月
- プログラミングが容易
- セットアップが早い
- 柔軟性のある導入
- 協働的で安全
- ラベル貼付
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