TCIニュージーランド社
24時間稼動を実現したUR3とUR5
課題:
ニュージーランドのプラスティック射出成形最大手企業の1社であるTCI社。オークランドに本部を置き、20年以上に渡り様々な産業分野の製品を製造してきました。
計測機器、ナビゲーション、救命、通信などの分野で使用される部品の製造から、様々な小売製品に至るまで、TCI社は世界的に認められた企業としての地位を確立しています。しかし、他社との競争に勝つために、TCI社はさらに費用対効果の高い生産工程を実現する自動化ソリューションを必要としていました。
TCI社は、ヨーグルトメーカーのEasiYo社向けの24時間製造の稼動状況を確認するため、12時間シフトで2人の作業員を雇っていました。もし何らかの理由で作業員が1人でも働けなくなってしまうと、製造ライン全体が止まってしまう可能性があったのです。TCI社は、これでは財政的に持続可能な状態とは言えない、と考えました。
ビデオ — UR3およびUR5ロボット、TCI(ニュージーランド)
ソリューション:
TCI社は、高レベルの品質保証や非単純作業における作業員の有効活用だけでなく、コストを削減できるソリューションを必要としていたのです。
自動化ソリューションを探している時に、TCI社は、展示会でユニバーサルロボットに出会いました。ユニバーサルロボットのニュージーランドの販売代理店であるDesign Energyに連絡を取り、生産セルのレイアウト設計を依頼しました。
UR3は、わずか11キロのコンパクトな卓上型ロボットですが、最大3キロの積載量を処理することができます。また、すべての手首のジョイントのリーチ半径は最大500ミリメートル、360度回転可能です。TCI社のような限られた工場スペースしかなく、複雑なプロセスを必要とするメーカーにとって最適なロボットです。
UR3の稼動成功に引き続き導入したUR5は、最大5キロの積載量を処理することが可能で、リーチ半径は最大850ミリメートルです。反復的で危険な作業、またはピッキング、設置、テストなどの連携プロセスに適しています。
「ロボットはセットアップが簡単で、再プログラミングもわずか数分でできます。最大の利点一つは、人に起因するような、製造を停止してしまう可能性のある要素を心配せずに、24時間の連続稼働ができる、という点です。」とTCI社のマネージャーディレクターであるQuintin Fowler氏は語ります。
- スタッフを反復的タスクが少なくなるように解放する。
- より一貫性のある信頼度の高い工程を作り出す。
- コスト削減。
- プログラミングが容易
- セットアップが早い
- 柔軟性のある導入
- 協働的で安全
- ラベル貼付
- 組み立て
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