Case 2 | 自動車メーカーA社
課題は「密集した生産ライン」×「安全性の確保」
フレキシブルな活用で自動化を推進した、協働ロボットとは
【解決のポイント】
- ユニバーサルロボットの協働ロボットは、コンパクト設計で、狭い工場内でもフレキシブルに設置可能
- 作業者との接触時にロボットが自動停止するため、安全柵なしでの運用が可能
- 組付・挿入・嵌め合わせ作業にも対応し、人手で対応していた工程の自動化を実現
03 解決
コンパクト設計と安全機能で作業者と共存。カンコツ作業も自動化し、生産性向上
あるときE氏は、Web検索でユニバーサルロボットの協働ロボットに注目します。そして、早速ウェビナーに参加することにしました。
ユニバーサルロボットの協働ロボットは、従来の産業用ロボットとは異なり、安全機能が標準搭載されており、作業者と接触すると自動停止する仕組みになっていたのです。そのため安全柵が不要となり且つロボット自体もコンパクトな設計になっていたことから限られたスペースでも導入が可能だとわかります。
「このサイズなら、既存のレイアウトをほとんど変えずに設置できます。また、ロボットに搭載されている安全機能により、安全柵なしでの運用が可能です。これならスペースを確保できなくても安全に導入できるかもしれません」(E氏)
- URロボットが導入されている現場の様子(一例)
- 軽量・コンパクトであるため狭いスペースに設置可能
- ロボット自体に安全機能を内蔵(TÜVにより PL=d, Cat.3 認証取得済み)
- 力と動力の制限により接触時のリスクを低減
- 接触時はアームが少し後退した位置で停止する「バックオフ機能」に対応、挟まれリスクを低減
- 安全平面の作成に対応、狭いスペース内で任意のスペースに侵入できないように動きを制限することで、作業者へのリスクを低減
さらに、ユニバーサルロボットの協働ロボットには、力覚センサーが標準搭載されていました。手作業で行っていた工程を自動化できる可能性を感じたE氏は、早速営業担当にデモを依頼します。そして、実際に協働ロボットを試験導入することにしました。
「省スペースかつ安全に運用できるロボットは、私たちの工場にぴったりでした。また、力覚センサーによって、組付・挿入・嵌め合わせなどの作業もロボットで対応できたのです。センサーのキャリブレーションも済んでいて、すぐに使えたことも助かりました。作業者の負担が減り、これまで難しかった工程の自動化が進みそうです」(E氏)
A社は、ユニバーサルロボットの協働ロボットを導入することを決定します。そして、省スペースでの自動化と作業者との共存を両立し、安全性を確保しながら生産効率を向上させることに成功しました。今後も、この協働ロボットを活用し、さらなる生産性向上と作業環境の改善に取り組んでいきます。
04 【解決した製品・ソリューション】
UR5e
UR5eは軽量で適応性の高い協働ロボットで、中程度の重量物を扱うアプリケーションに対応します。
幅広いアプリケーションにシームレスに統合できるように設計されています。
デモ実機体験
協働ロボットは操作のしやすさが1つのポイントです。
実機操作を行うことで導入現場での運用方法をよりイメージいただけます。